物理光学伝搬 (POP) で出力される結果は、いくつかの理由により、スポット ダイアグラムのような光線ベースの解析結果とは異なる場合があります。
すなわち、POP は従来の光線追跡とは異なる形式で伝搬をモデル化します。その最も一般的な例はガウスビームです。光線は直線として伝搬します。
つまり、コリメートビームの大きさは不変で、発散ビームはどこでも同じ発散角を保持します。ガウスビームの場合は、伝搬するにつれて回折するため、これには当てはまりません。
ビームがレイリー領域の中であれば、ガウスビームのサイズはゆっくりと変化し、レイリー領域を超えると、ビームサイズは伝搬距離に応じて線形に変化します。
しかし、レイリー領域の近傍では、ビームサイズは伝搬距離に応じて非線形に変化します。これら 3 つの要因によって POP と光線ベースの解析結果には差分が生じます。
こちらのウェビナー を参照し、OpticStudio の POP を用いてガウスビームをモデル化する方法と、使用すべき条件 (また使用すべきでない条件) に関する詳細な議論をご確認ください。
コンピュータ間でソフトキー ライセンスをトランスファーするのに失敗した場合、2 つの理由が考えられます。
1. どちらかのコンピュータの Zemax ライセンス マネージャ (ZLM) のバージョンが古い。
2. どちらか、もしくはどちらも Zemax ライセンス マネージャが正しくインストールされていない。
1 つ目は、トランスファー元、トランスファー先両方のコンピュータにインストールされている ZLM のバージョンを確認します。
両方のコンピュータにインストールされている ZLM のバージョンが、2016 年 8 月よりも古いか新しいかを確認します。
このタイミングでトランスファー 処理が変更されたため、異なるトランスファー方法を使用する ZLM 間ではソフトキーをトランスファーできません。
ZLM のバージョンは ZLM ウィンドウの上部に表示されます。
ZLM のバージョンの互換性を確認しても互換性を確認してもエラーメッセージが表示される場合は、
ZLM のコンポーネントの一部がの一部が正しくインストールされていない可能性があります。
このエラーを修正する最初の手段はこちらのナレッジベース記事 を参照しながら ZLM を修復することです。
これらの対応の後でライセンスのトランスファーができない場合は、support@zemax.com までご連絡ください。